第7章 再会
「ーーーー親父か。うちの親父が権力使ってを入れたんだろ?」
『・・・ちがっ、‼︎』
「違わねーだろ。じゃなきゃ何でお前みたいなサッカーの知識もないような女子高生がここに入れんだよ?ありえねーだろ⁈」
ーーーそう、何も違わない。
玲王の言う通り、実際おじ様の権力と財力で私はここに入ったのだから。
言葉に詰まる私を見て、玲王はさらに苛立ちを募らせていく。
「俺を潰せって言われたか?それともお前なら上手く丸めこんで連れて帰ってくれるとでも思ったのか?
ここまで来てまだ邪魔すんのかよっ、、、‼︎」
『玲王、、話し聞いて、、、?』
一旦落ち着かせようと玲王の背中に手を伸ばして宥めようとするけれど、すぐに振り払われてしまう。
「つーかもで何でアイツの言いなりになってんだよっ‼︎ふざけんなっ‼︎」
『ーーーッ⁈』
気付ばベッドの上に押し倒され、腕を縫い付けられていた。
突然の事に驚いて固まる私を、玲王は鋭い目つきで見下ろしている。
「何でもかんでも他人の言いなりになってんじゃねーよ。
ーーーお前は操り人形か?」
低く冷たい言葉が私の心を抉った。