第7章 再会
と玲王が去った後ーーー
「國神、お前何でそんな顔してんの?」
「千切…。そんな顔って?別にフツーだろ。」
「鏡見て来たら?失恋でもしたみたいな顔してる。」
「なっ//んな顔してねーし!つーかミーティング行くぞミーティング‼︎」
くるりと背を向け先を歩く國神。
「ヒーローも恋愛には疎いんだな。」
1人、呟いた。
つーかあそこにも同じ顔したヤツいるし。
千切の視線の先にはーーー
メガネを掛けたチームメイト、斬鉄におぶられた凪誠士郎がいた。
ま、俺には関係ないけど。
千切は赤い髪を靡かせメンバーの待つ部屋へと足を向けた。