第4章 ブルーロックプロジェクト
建物の外観はまさに"青い監獄"といった感じだったけど、中はとにかく広く、最先端の技術を駆使した設計に圧倒されっぱなしだった。
「この施設は壱号棟から伍号棟、5つの棟で構成されています。
全25チームがそれぞれ5チームずつに分かれ、今現在それぞれ同じ棟で生活しています。」
『は、はぁ、、、、』
「棟の中には食堂や浴室、他にはトレーニングルームやトレーニングフィールド、モニタールーム等の設備が備わってます。
・・って、ざっと説明しちゃったけどここまでで何か質問ある?」
カツン、とヒールの音が止まる。
『あっ、、えーーっと…その、、、』
すぐに返事が出来ず、オロオロと視線を彷徨わせる。
質問も何も、正直分からない事だらけだ。
それに数分前、最初の挨拶で躓いた時点で私の心は既に折れかけていた。
「ーーー不安、だよね?」
『・・・・え?』
顔を上げると、案内をしてくれた女性が心配そうに顔を覗き込んできた。
「絵心さん感じ悪いし、さっきは嫌な思いさせちゃってごめんね?
こんな可愛い女子高生に向かってホント信じらんない!」
それは遡る事数分前ーーー。
私がブルーロックに入り、まず挨拶に伺ったのは、、、