• テキストサイズ

ブルーロック 青い監獄で始まる恋

第2章 秘密の場所



次の日、私はおにぎりをいつもより1つ多く作った。


別に"なぎ"と約束なんてしてないし、彼が屋上に来るかも分からないけど、何となく…
本当に何となく作ってみた。


昼になり、いつものようにランチバックと本を持って階段を上がる。


今までだったら誰かいる時点で他の場所へ移るか、もうそこに行くのはやめようって思うのに、不思議と"なぎ"の醸し出す空気感は嫌ではなかった。


むしろ今まで会った事のないタイプで少し興味すら湧いていた。



ガチャ


扉を開け、ぐるりと辺りを見回す。




『・・・いない、、か。』


そこに"なぎ"は居なかった。


ーーー毎日、来るわけじゃないんだ。







/ 287ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp