第19章 看病してくれるのは…?
いやいや、今はそんな事より、、、
とりあえず凪を起こすべく肩を揺すった。
『なっ、、凪っ、、起きて⁇』
「ーーーーーあれ、、、、起きて大丈夫なの、、、?」
薄っすらと目を開けた凪は呑気な事を言っている。
『だ、、大丈夫じゃないよっ!
私風邪引いてるんだよ⁇何で同じベッドで寝てるの…⁈
移したら大変だよ、、、』
「んー…大丈夫ー。」
『だから大丈夫じゃないって、、、』
必死に訴えるも、凪の目はまた閉じかけていく……。
だ、、駄目だ、、、、
この状態の凪を動かすのは無理と判断した私はとりあえずマスクをしようと辺りを見回した。
ーーーあれ、、、マスクどうしたっけ⁇
確か寝る前はしてたはずなんだけどな…。
その辺に落ちてるかも、、、とまだ怠さが残る身体を起こそうとした時、
「ーーーダメでしょ、大人しくしてなきゃ。」
凪にふわりと抱きしめられた。