第19章 看病してくれるのは…?
コンコン…
小さく控えめにノックするも返事はない。
「、入るよ?」
薄暗い部屋の中でが寝ている姿を確認し、少しホッとする。
ーーー良かった、寝れてる。
音を立てないようそっと近づき、ベッドの端に腰を下ろした。
「ーーー」
腕を伸ばしおでこを触ってみる。
・・・熱いな。
まだ熱、下がってないのか…。
頬は上気し、額はしっとりと汗ばんでいる。
「ーーー…。」
苦しげに眉を寄せるを見ながら、うーん…と首を捻る。
看病って何すれば良いんだっけ?
身体をあっためる?
でも今暑そうだしな。
あ、でも逆に汗かいた方が熱が下がるって聞いたような…
てかまずこれ一回着替えさせた方が良いんじゃないの?
起こすの可哀想だけど…。
水分補給もした方が良いだろうし……。。。
人生初の看病に1人頭を悩ませる。