第19章 看病してくれるのは…?
あー….気のせいかな、、、
食堂に来た時よりも熱が上がってきた気がする…。
くらくらと頭は揺れ視界がボヤけていく。
それでも少しだけでも…と思いスプーンをぎゅっと握りしめ、いざ親子丼を食べようとゴクリと喉を鳴らした時ーーーー
「ーーー潔に蜂楽、お疲れ、、って⁇」
食堂の入り口の方から聞き覚えのある声がし、顔を上げると千切さんと雷市さん、その後ろからは五十嵐さんと我牙丸さんが顔を覗かせ中へと入って来た。
「おっ⁉︎皆んなお疲れ〜♪
今日はご褒美で夕飯好きなもの食べ放題だって♪全メニュー揃ってるみたいだよ!」
蜂楽さんの言葉に五十嵐さんと我牙丸さんはマジか⁉︎と興奮した様子でそのまま料理を取りに走って行った。
そんな2人を横目に千切さんは眉を寄せ、私達が座るテーブルへと歩み寄ると、
「・・・、熱あるんじゃないの?」