第18章 三次選考 ノルマ
「ーーえ?やだよ、面倒くさい。」
「なっ、、今コイツには教えたじゃないか!は他のチームも見ないといけないんだぞ?
賢いお前が先生をしてくれたらも俺らも助かる!
だろ⁈⁇」
斬鉄さんの問いに私は大きく頷いた。
『そうです‼︎斬鉄さんの言う通りです‼︎
時間的に私はそろそろ次のチームに行かなきゃいけないですし…
凪が引き続き先生をしてくれたら皆んな助かると思うよ⁈』
ね?とテーブルに頬杖を突く凪の顔を覗き込む。
けれど無気力モードの凪は「面倒くさ〜。」とボヤくと、テーブルに顔を突っ伏し目を閉じてしまった。
「がいないなら勉強しなーい。
それに何か眠くなってきた。もう寝てい?」
『ちょっ、凪⁈』
ーーーうそでしょ⁇
語学学習も一応三次選考のノルマなんですけど⁇
皆んなも何か言って!とメンバーに視線を向けるけれど、
しょうがないな…と諦めモードの斬鉄さんに、特に気にする様子もない清羅さん。
挙句、
「あ。凪、寝るなら携帯貸してー。
神トラップの動画、観たいのあんだよね。」
「え、それ俺も観たい。どれ?教えて。」
「オッケー。ならこっちで観よーぜ?」
「んー。」
唖然とする私を置き去りにし、仲良さげに同じベッドで寝転がりながら動画を見始めた凪と千切さん。
へぇ〜、この2人って意外と気が合うんだぁ…
ってチョット‼︎
このチーム、自由過ぎませんか⁈
逆に斬鉄さんがものすごく常識人に見えるんですけど…‼︎
やっぱり勉強を教えるって大変だ…。
マイペースな2人にため息を溢した。