第18章 三次選考 ノルマ
「教養と知識が1番足りてねぇヤツが言うんじゃねぇよ。
お前、昨日の問題ほとんど解けてなかったじゃねーか。」
「何っ⁈何故それを知っている⁇
ハッ、さては俺が頭良さそうだと思ってカンニングしたな⁈」
「はぁ〜〜⁇んな事するか‼︎
そもそもお前が頭わりーのは周知の事実だろーが‼︎」
「しゅーちって何だ、しゅーちって⁇」
「おいっ!突っ立ってねーでこの馬鹿どうにかしろっ!」
『はっ、はいっ、、』
馬狼さんの矛先が私へと向けられ、思わずシャキッと背筋を伸ばす。
「頭悪そうなヤツにバカにされるのは心外、、、辛辣?しん、、、しん、、、」
『斬鉄さんっ⁉︎ほら、昨日の英語の復習しましょう⁈』
「ん?あぁ、そうだな。」
これ以上言い合いをされたら大変だと思い、慌てて2人の間に割って入った。