第18章 三次選考 ノルマ
それから千切さんに背中を押され中へ入ると、円卓を囲んで皆それぞれ自主勉強をしてーーーー
いるのは2人だけで。。。
『えっとー…これはどういう状況でしょうか…?』
部屋を見回すと、円卓で勉強しているのは斬鉄さんと清羅さんだけで、奥のベッドでは凪が寝ているし、馬狼さんは床で筋トレをしていた。
「ねぇ、この語学学習っていつまで続くの?俺もう勉強は飽きたんだけどー。」
千切さんまでそんな事を言う始末。。。
すると真面目に勉強していた斬鉄さんが徐に顔を上げ、眼鏡をずり上げた。
「、このチームにはインテリアが欠けている。」
『・・・・⁇』
「おそらくインテリ、と言いたいんじゃ?」
向かいに座っていた清羅さんが呟いた。
「むっ?インテリ⁇そうだ、それだ。
このチームにはインテリ、つまり教養と知識が足りない。」
斬鉄さんがキリリとした表情で言い直すと、馬狼さんが不機嫌そうに口をひらいた。