第16章 寝不足なのは誰のせい…?
あーー…あったかいなぁ…
ゆらゆら揺れて
気持ち良いー……
心地良い揺れと温もりに浮上しかけた意識はまた沈んでいく、、、
ゆら ゆら
ゆら………?
・・・・・あれ?私、、、、
ぼんやりとする意識の中、ふと目を開けるとそこにはふわふわと柔らかそうな薄銀の髪の毛。
『ーーーー⁈⁈』
「あ、起きた?」
『っ⁈凪…⁇あれ、、、何で⁇』
あろう事か私は今、凪におぶられている。
とんでもない状況に一気に眠気が覚める。
私……寝ちゃってた……⁈⁈
ーーーさっきまで潔さん達の部屋にいたはず……⁉︎
それでドライヤーを借りて凪の髪を乾かしてあげてそれから……
ーーーそれから、、、、?
「、髪乾かしてたらウトウトし始めて寝ちゃうんだもん。
俺はそのまま寝かせてあげても良かったんだけど、メイドバローがうるさいから。」
メイドバロー?
馬狼さんの事、、だよね。
いや、それより思い出した!
面倒くさがりの凪が私の髪を乾かすって言い出して(自分の髪は乾かさないくせに)
それがあまりに気持ち良かったんだよね…。