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ブルーロック 青い監獄で始まる恋

第16章 寝不足なのは誰のせい…?



・・・それより凪と玲王、お風呂で鉢合わせしたって事だよね…?大丈夫だったのかな…?


すると潔さんが何か思いついたように口を開いた。


「つーかさ、俺らの部屋にもドライヤーあるじゃん。それ使えば?」

「ん?あぁ、それもそうだな。ついでにクサオ、お前もちゃんと髪も乾かせ。」

「えー…面倒くさ〜。ついでに俺の髪も乾かしてよ。」


『う、うん。いいけど…。』


「はぁ〜⁇お前なぁ自分の事ぐらいは自分でしろっ‼︎」

「別にいーじゃん、が良いって言ってんだし。
何?メイドの次はママ馬狼⁇」

「テメ、、メイドとかママとかいい加減にしろよ⁈
そもそもクサオ、お前は私生活がだらしなさ過ぎるんだよ。」

「だからクサオじゃない。凪って呼べ。」



凪と馬狼さんの言い合いが始まり、どうしたら良いのか困っていると、潔さんに肩をポンと叩かれた。



「、あの2人はほっといて先行こう。」

『あっ、うん…そうだね。』


あの2人、相性悪いのかな…。
だとしたら間に挟まれる潔さんも大変そうだなぁ…。

ぼんやりとそんな事を考えているとーーー
 


「さっき風呂で國神と千切と玲王に会ってさ、あいつらのチームと試合する事になったんだ。」


『えっ⁈ホントですか⁇』


まさかのマッチメイクの報告に目を丸くした。


「あぁ!あいつらとやり合えるなんてスッゲェ楽しみ。
俺らも気合い入れねーと‼︎」


『・・・潔さん何だか嬉しそうですね?』


「ハッ、まぁな。けどこっからはマジで負けらんねーから。
早いとこクリアして次こそ凛に勝つ‼︎
んで蜂楽を取り戻す‼︎」


ぐっと拳を握る潔さんの瞳は真っ直ぐ前を向いていて気合いに満ちている。



潔さん、凄いなぁ…。

明確な目標を持ってそれに向かって突き進んでる。
それにチームZの頃に比べて肉体的には勿論、精神的にも強くなった感じが伝わってくる。


『モニタールームから活躍、観てますからね。』


「おうっ‼︎」


私としてはやっぱりどっちのチームも負けて欲しくないし、仲間を奪ったり奪われる光景は正直見たくない。


だから私から言えるのはその一言が精一杯だった。


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