第16章 寝不足なのは誰のせい…?
待つ事数分ーーーー
ソワソワとしながら浴室の前でぎゅっと荷物を抱き抱えながら身体を縮こませる。
ーーーー待って?これって私、怪しくない⁇
男子の浴室の前で待ち伏せみたいな真似してるし…
しかも髪の毛びしょびしょだし…。
や、、やっぱりやめようかな、、、。
何だか急に怖気づいてきて部屋へ戻ろうかと思った時、ドアが開く音がした。
誰かが出てきた気配を感じ、縋り付く思いで振り向くとそこに立っていたのはーーーー
『あー……。』
「あ⁇・・・こんなトコで何やってんだ⁇」
馬狼さんーーーー‼︎‼︎
鋭い目つきで私を見下ろし思いっ切り眉を顰めている。