第15章 自覚する想い

「新しいヨガのポーズですかー？」

「#NAME 2#考案、鯱鉾のポーズ（笑）‼︎」


『も〜〜〜笑い過ぎです‼︎』



乱れた髪を整えながらケラケラと笑う2人に抗議の視線を向ける。


すると笑いを収めた千切さんが私の頭をコツンと叩いた。


「ーーー良かった。調子戻ったみたいだな？」


『・・・あ、、はい…。千切さんに話し聞いてもらえたお陰です。』


ありがとうございます。と頭を下げると、



「話しって、、？お嬢、に足のケアしてもらってたんじゃねーの？」


國神さんが不思議そうに首を傾けた。


「んー？あぁ…ケアついでにちょっと内緒バナシしてた。」


「内緒……⁇」


意味深な言い回しに國神さんの目元がピクッと反応する。


『あ、いえっ、、別に内緒って訳じゃないんですけどーーー』



と言い掛けた所で、千切さんにぐっと肩を抱き寄せられた。