第15章 自覚する想い
『そ、、そこまでは言えないかもですけど…。』
「あんま溜め込むなって。頭で考え過ぎなんだよ、は。」
『そうですね…。千切さんの言う通りかもです…。』
ははっ、と自嘲気味に笑うと、千切さんは優しく目を細めクシャクシャと私の髪の毛をかき混ぜた。
「ーーー全く…どんだけ真っ直ぐなんだよ。」
『ちょ、、髪の毛が〜〜、、、』
「にはお仕置きが必要みたいだからな?」
『お、、お仕置き⁇』
「あぁ。」と千切さんは意地の悪い笑みを浮かべ、今度は私の脇腹をくすぐり始めた。
『えぇ?お仕置きって⁇〜〜〜っ‼︎てか、、く、、くすぐったいですよ〜〜っ‼︎』
ボサボサにされた髪の毛を振り乱し、身を捩って抵抗してみても千切さんの指はさらに私の弱いところを狙ってくる。
「あと半月しかいれない事黙ってたお仕置きだっつーの!」
『あはっ、、ははっ、、も、もう勘弁してください〜〜っ‼︎』
堪らず魔の手から逃れようと、這いつくばりながらベッドの下に降りようとした時、
突然部屋のドアが開いた。
「はぁ〜〜すげぇ汗かいた、、、ってお前ら何やってんだ……⁇」
『く、國神さんっ、、、助けて〜〜‼︎』
入り口で唖然とする國神さんに助けを求めるべく腕を伸ばしたところで、
ドシンッ
派手にベッドの下へと落下した。
『い"っっ‼︎‼︎』
「ブハッ、、って意外と体柔らかいんだな(笑)」
「おいっ、大丈夫か⁇ーーーープッ(笑)」
『〜〜〜〜ッ』
顔から落ちないよう咄嗟に手を突いたところまでは良かったけど、まるで鯱鉾のような体制になり2人に笑われてしまった。