第15章 自覚する想い
少し緊張しながら部屋のドアが開くのを待っていると、、、
「ーーー⁇どーかしたか?」
ドアが開き、出迎えてくれた千切さんの顔を見てホッと肩を撫で下ろした。
『あの、突然すいません…。
その、、、千切さんっ!良かったら足のケア、、させてもらえませんか……?』
千切さんは目を開き、少し驚いた様子だったけど、直ぐに何かを察したようで、
「ハッ、安心しなよ。ちょうど部屋には俺しかいないから。
玲王は風呂行ったばっかだし、國神は自主練中。
何か俺に聞きたい事あって来たんでしょ?
入れば?」
『うっ、、、千切さんて鋭いですよね、、、』
どうやら私の考えている事はお見通しらしい…。
私は口元を引き攣らせると、千切さんは肩を竦めながら呆れたように笑った。
「いやいや、が分かりやす過ぎるんだって。
俺の顔見てあからさまにホッとした顔したし。
ま、でも丁度良かった!風呂上がってこれから足のケアするとこだったから。」
ラッキ〜♪と弾む声で呟くと自身のベッドへダイブした。