第14章 ☆shortエンディング
「・・・・あん時、もこんな気持ちだったのか……?」
『ーーーあの時、、、?』
「・・・まだここに来る前、がうちに来て俺と喧嘩した事あったろ?
つまらねー女だとか誰にも相手にされねーとか。
もう邪魔だから帰れ、とも言ったっけか…?
ハッ、、こんな形で全部ブーメランで返って
くるとかマジで笑えるな……。」
乾いた笑いを漏らした玲王は背中を丸めて私の横を通り過ぎて行く。
『ま、待って、、、‼︎』
こんな精神状態で先に行かせたくなくて咄嗟に玲王の手を掴んだ。
「・・・・・離せよ。」
『ヤダッ‼︎離さないよっ‼︎
強気で生意気な玲王はどこ行ったのよっ、、、⁈
弱気な言葉なんて似合わないっ‼︎
いつもみたいに啖呵切ってよ……‼︎』
「っ、うるせーよっ‼︎‼︎
どーせお前も結局は凪を選ぶんだろ⁈
落ちぶれてく俺なんか見捨てて天才共に媚びでも何でも売って来いよっ⁉︎」
ブチッッ
あまりの物言いに、私の中で何かが切れた音がした。
そして気付けば右手を振り上げ玲王の頬に思い切りそれを振り下ろしていた。