第1章 幼馴染
近いうち。とか言いつつ、ばあやの話が気になって早速来てしまった…。
玲王が楽しそうにサッカーをする姿も気になるけど、それより気になったのが、、、
「玲王お坊ちゃまは"宝物"を見つけたそうですよ」
"宝物"
悪戯っ子のような笑みを浮かべるばあやは、それが何かは教えてくれなかった。
昨日の今日で玲王に会うのはさすがに気まずい…と思ったけど、
その"宝物"が一体何なのか、あんな風に言われたら気になって仕方無く……
今に至るワケで。。。
ばあやは此処に来ればきっとわかる、って言ってたけど…本当かな、、、、
半信半疑で練習場の中の様子を伺うと、
『え、、、、あれ?』
視線の先には玲王ともう1人、部員らしき人がいるだけだった。