第9章 SOS
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『ふぅ〜…これでお終いっと!』
すでにカゴいっぱいになってしまった洗濯物をぎゅーっと押し込み、両手でカゴを抱えると部屋を出た。
残りはチームWだから……確かこっちだよね?
ようやくこの棟の構造も分かってきて、あれから迷子になる事は無くなった。
長い通路を歩いていると、食堂の方から聞き覚えのある声が聞こえた。
ーーーあっこの声……‼︎
ちょうど食堂を経由して部屋へと向かうつもりだった事もあり、入り口からひょこっと顔を覗かせた。
『お疲れ様ですっ‼︎一次選考突破、おめでとうございますっ‼︎』
「おっ!‼︎」
「お疲れ〜!」