第4章 船乗りの休暇
「龍水君。急に電話とかどうしたの、なんかあったん?」
「貴様、だな?雰囲気がやけに違うが」
アッ…………。
の顔がサーッと青くなる。つい親しい人間モードのノリで話してしまった。
「気の所為だ、龍水君。何かあったのかい」
「いや。貴様、今明らかに口調変わってたぞ。フゥン?さてはそっちが素の口調か。、今まで猫を被っていたな」
あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!
は心中で絶叫した。モロバレしている。龍水は変に勘が鋭い所があるのだ。
「なんの事だか。いいから要件を言え!」
「はっはーー!まあいい、今日貴様の家に行くからな!?」
「……なんで?」
素に戻るだが、《関西にしばらく留まるのでな。ではまたかける!》とプツリと電話が切れた。は家に来ていいとは言っていない。明日のUSJの予定は行けるのか?そもそも何故観光ルートにしれっと自身の家が入って?
不味い。ポストの対策もまだなのに。焦ったは速攻で友人に電話をかけ直した。
「どした?。またなんか嫌がらせが」
「トモちゃーーーん!ごめん緊急、ヘルプっ!!」