第7章 *戻ってきた仲間
大地side
俺がそう聞くと大きく首をふって頷いている
もうそろそろやめないとな‥
そう思った時に突然花澄のケータイが鳴り始める
ディスプレイには
及川さん の文字
こんな時間に何の用だよ‥
落ち着いて来ていた嫉妬心がまたひょっこりと顔を出して
もう少し意地悪してやりたくなる
さっと携帯を渡す
「このままでて?」
びっくりして大きな目を更に見開いてこちらをみる
どうする?
顔はまだまだ真っ赤だけど
優しくて真面目な花澄はきっと電話を無視する事は出来ないはず
案の定もじもじしながらも電話にでる
『もしもし‥?』
腕組みをしながら会話の行方を見守る
何を喋っているかは聞こえてこないが
暫くすると突然ふふっと花澄がふきだした
へぇ‥楽しそうだな?こんな状態でも普通に話せるんだ?
照れてすぐに電話を切ってしまうのを想像していたから
なんだか面白くなくて更に悪戯したくなる
目の前にある細い腰に直接触れる
相変わらずほっそいな
それにしても肌すべすべすぎやしないか?
『ひゃあっ!』
花澄の身体がまたビクリと大きく跳ねるがそのまま
触り心地のいい肌をするりと上まで撫で上げる
『んっ‥ぁ‥だいじょうぶ‥ですっ』
また色っぽい吐息が漏れる
すると電話口の向こうでも驚いたのか受話器から聞こえるくらいの大きな声が聞こえてくる
「へっ‥?!な、な、な、なにその声?!もしかして1人じゃなかったっ?!」
どう答えたらいいのか、可愛い顔で見上げてくる
俺のもんだよって電話変わって言ってやりたいくらいだけど
首を横に振る
これは花澄のお仕置きなんだし、もう少し頑張ってもらおう
なんとか取り繕ったようだが
俺の両手が胸の下まで来たからこちらをチラチラみてくる
ボンッと顔から火がでそうなくらい赤くなっている
あとすこし、手を上にすると ずっと触れてみたかった柔らかな胸がある
でも‥さすがにそこに触れてしまうとそれこそもう自分を抑えられる自信がなかった
花澄の初めてを奪ってしまいそうで手が止まる
俺の手が止まったからか普通に受け答えしている
なーんかやっぱりモヤモヤするな
前屈みになって先程見つけたばかりの弱点に口を近付ける