第7章 *戻ってきた仲間
大地side
今日はずっとモヤモヤとしている
友達からあんな写メを見せられたからだ‥
放課後、部活に向かおうと準備をしていた時だった
クラスメイトがニヤニヤとしながら近付いてくる
「なんだなんだお前ら?何をそんなニヤニヤしてる?
」
「ビッグニュース!みてみて‥このめっちゃ可愛い子しってる?!この子がさ‥スガに抱きついてたんだよ?!これ絶対付き合ってんべ?!」
俺に携帯の画面をみせてくる
確かにスガに花澄が抱きついている
他のやつが悔しそうに呟く
「くっそ〜スガのやつ!いつの間に学校一の美女をゲットしてたんだよ〜!こんな可愛いのに巨乳だし?!羨ましすぎるだろ?!大地知ってた?!」
花澄はこっちに引っ越して来る前は海外に住んでいたらしい
それだからか知らないが花澄の両親も兄もとにかく他人との距離が近い ハグなんかよく見る光景だ
そんな両親の元で育ったもんだから
花澄も例に漏れず誰とでも触れ合いすぎる
とにかくボディタッチが多い
無自覚でやってくるもんだからタチが悪い
「おーーい!大地?聞いてるか?スガに先越されてショックで絶句してんのか?」
スガに花澄が抱きついているところも見たことがある
それでも今日はなんだか嫉妬で狂いそうになった
今日こそ花澄にはキツく言っとかないとな‥
「大地?大丈夫か?」
「ん?ごめんごめん!その子俺の幼馴染でスガとは付き合ってないべや?じゃ!部活行って来るわ!」
「「はぁっ?!幼馴染?!なんで黙ってたんだよー!!!紹介しろよー!」」
後ろからクラスメイトの叫び声が聞こえるが気にせず部室へ走り出す
花澄の事幼馴染ってことは周りには言ってなかった
色々聞かれるのが嫌だったからだ
紹介なんてするつもりも全くない
部室に着いて着替えているとスガがやってくる
「おース!」
「おー!スガ!お疲れ!」
俺‥普通に笑えてるか?友達に嫉妬するなんてみっともない。。
部活中もモヤモヤしていた
最近は一年とも仲が良いようで、今も月島となぜかつつき合っている
そーゆうところだよ‥
モヤモヤする気持ちをなんとか振り払って部活を乗り切って急いで制服に着替える