第7章 *戻ってきた仲間
お仕置きって何だろう‥
前みたいにほっぺにチューするのかな?
そんな事を考えていると大地がそっと私を押して
気付いたら私は大地を見上げていた
寝転ぶ私の上に大地が跨っている
「お仕置きだからな‥花澄が恥ずかしくて泣いちゃうような事」
『恥ずかしいことっ‥?』
なんだろう‥
何も思い浮かばなくてただ大地を見つめていると
また大地が意地悪な顔をして笑う
「今日の分も‥お仕置き必要だよな?」
そういうと大地がしゅるりと私の制服のリボンを抜き取る
何が始まるか分からずボーッとしていると
リボンが抜き去られた制服のブラウスのボタンを
上からひとつずつ外していく
『だ‥大地?なに‥するの?』
大きく開いた胸元のブラウスを慌てて両手で掴む
「お仕置きなんだから‥手出したらダメだろ?」
そう言うとそのままブラウスのボタンを全て外してしまうから
はだけたブラウスからレースのキャミソールが丸見えになってしまう
『大地っ‥恥ずかしいよ‥』
腕を前でクロスして隠すけれど大地の両手でそっと退けられる
「恥ずかしい?まだもう少し頑張って」
今まで見た事の無い大地の顔と
今の状況に心臓がドキドキとして顔に熱が集まる
「顔真っ赤‥可愛い‥」
大地の手が私のキャミソールの裾をグッと掴むと
そのまま胸の上まで捲り上げてしまう
『えっ?!待って‥見えちゃうよっ‥』
もう一度腕をクロスして胸元を隠すけれど
いとも簡単に両手首を掴まれて頭上に纏められてしまう
「っ‥綺麗すぎるっ‥」
隠すことも出来ず
露わになった胸元を大地に見られて恥ずかしくて泣きそうになった
『恥ずかしいっ‥から‥お願いっ‥』
なんとか必死に伝える
「恥ずかしいよな?これがお仕置きだからな‥約束、守れるか?」
大地の顔が近付いて来るから必死にコクリコクリと頷く
「えらいえらい‥それじゃあ‥」
やっとお仕置きが終わると思った時
急に横に置いてあったケータイが音を立てる
大地が携帯のディスプレイをみて少し何か考えた後
さっと私に携帯を渡す
「このままでて?」
ディスプレイをみると及川さんからだ
この格好のままは恥ずかしいけどっ‥でも及川さんの電話を無視する訳にもいかないしっ‥
悩んだ挙句通話ボタンを押す