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ハイキュー 俺の気持ちに気付いて【R18】

第7章 *戻ってきた仲間


ニヤリとまた悪い笑みを浮かべている


「お返しです。そんな可愛い声出したら襲っちゃうかもしれませんよ?」


『襲う‥?何を?』



言っている意味が分からず首を傾げる


「ま、せいぜい襲われないように気を付けて下さいね?」



そう言うと月島君は前を向いてしまったからそれ以上聞けなくなってしまった


どういう意味だったんだろう?ぼーっと考えていると大地の声で意識が引き戻される


「よし!せっかくの練習試合無駄にしないように 練習も合宿も気合いいれんぞ!」



「「「オース!」」」



皆んなも大きな声で返事をする

合宿、私もがんばらなくっちゃ!
音駒との練習試合もとっっても楽しみ!



あとは‥東峰さんさえ戻ってくれれば‥
今日は泣いちゃっただけだから明日また行ってみよう


しつこいって思われるかもしれないけど
きっと東峰さんはバレーを嫌いになったわけじゃない


東峰さんの為にも皆んなの為にも、何と思われてもほっておけない


それからいつも通り部活が始まって
練習試合が決まったからか今日はいつにもまして皆んな頑張ってた気がする



「「「お疲れ様でした!」」」



練習が終わる頃にはすっかり外も暗くなっていた


なんだか今日はいっぱい泣いたからか疲れたな‥


ウトウトとしながら着替えて外に出ると大地が待っていた


『わっ!お待たせしちゃってごめんね?!』


慌てて大地に駆け寄るといつもの優しい笑顔で頭をくしゃくしゃっと撫でられる

「大丈夫大丈夫!今きたばっかだから!帰るべ?」


『うんっ!ありがとう!』


大地の大きい手に撫でられるのは相変わらず心地が良い


帰りの電車もガタンゴトンと心地良い揺れが私を眠りに誘う

「花澄?眠かったら無理せずに寝てもいいんだぞ?駅に着いたら起こしてやるから?な?」


『大地も疲れてるから眠たいでしょ‥私が起きてるから大地が寝ていいよ?』


大地の方が沢山体を動かしてきっと色々疲れているはずだ


「そーんなトロトロの目で言われてもな?ほら!いいから少し寝なさい!」


そう言うとぐいっと肩を抱き寄せられる 
そしてそのままトントンと私の肩を優しくたたく

『ありがと‥大地』



あったかくて、大地の香りがして
とっても安心する




そのまま私はすぐに眠りに落ちた

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