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ハイキュー 俺の気持ちに気付いて【R18】

第6章 初めての恋 嫉妬


月島side



これ以上一緒にいると
どんどん問い詰めたくなってしまいそうで話を切り上げる



「あんまり長くいると怪しまれますから、でましょうか」



花澄さんと一緒に外へ出ると不機嫌そうな顔をした奴と目が合う


『影山くん?!』


「中で何してたんですか?」



不機嫌そうなそいつは僕を怪しむように花澄さんとこっちを交互に見ながら問いかけてくる



え?

君バレー一筋で恋愛とか興味ありませんとかそういう系統の人間だよね?


「王様には関係ないデショ?何をしてたって想像にお任せしますよ?」



説明なんかしてあげない
昨日花澄さんをとられたお返しだよ


僕達に嫉妬すればいい
ニヤリと挑発的な笑みを浮かべて歩き出す



花澄さんはどんな人がタイプか知らないけど
余裕がないようには見られたくない



ライバルも山のようにいるみたいだし

ちょっとでも花澄さんに意識してもらいたい


色々考え出したら止まらなくなって頭を掻く


少しでも気を抜くと、さっきの花澄さんのあの姿が頭に浮かんでくる



「‥」


突然バシン!と背中を叩かれて後ろを振り返ると菅原さんの姿


「っ?!」





「月島!ボーッとしてどーした?!大丈夫か?なんか考え事?」



ニコニコと俺の顔を覗き込んでくる

ジンジンと痛む背中をさすりながら答える



「大丈夫です‥ちょっと考え事してただけです」



そのまま歩き出そうとすると菅原さんが僕の右手を掴む



「それってさっき花澄ちゃんと二人で倉庫に入ってた事と何か関係ある?」


急にさっきまでのテンションとは打って変わって、何かを怪しむような真剣な顔で尋ねてくる



あぁ‥この人もか‥


ライバルの多さに目眩がする



爽やかでいかにもモテそうな人だ




「関係ある‥って言ったらどうします?」



菅原さんの眉間に皺がよる



中で何してたか気になってるんだろうけど
教える気はない


「ツッキー!」



山口が駆け寄ってくる、ナイスタイミング

「じゃあ、失礼しますね」

菅原さんから離れて歩き出す

「菅原さんと何話してたの?」

山口が不思議そうに問いかけてくる


「内緒」


僕はそう言って練習へと合流した
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