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ハイキュー 俺の気持ちに気付いて【R18】

第5章 vs大王様


及川side


勢いで花澄ちゃんをデートに誘ってみたけど
すんなりとオッケーしてもらえた


なんだか天然そうに見えたけど
デートの意味分かってる?



舞い上がって時間と待ち合わせ場所の約束をしていない事に全く気付いていなかった



翌日
練習試合が終わり昨日の会話を思い出して青ざめる



俺、時間とか場所何も伝えてないじゃん?!
慌ててジャージを着て校門へ駆け出す



うわ〜俺ってば柄にもなく舞い上がってたな!!
そう思いながら携帯を取り出し花澄ちゃんに電話をかける



コール音が鳴り出す前に何か校門が騒がしいから見てみると

他の部活の奴ら数人の中に手を掴まれてる花澄ちゃんがいた


青城まで来てくれたんだっ!良かった‥って良くないか?!
連れていかれそうになっている花澄ちゃんをみてさらに走るスピードを早める


俺も女子には人気だけど!負けず劣らず男子人気やばそうだね?!
試合でもよく廊下で他校の奴らが花澄ちゃんの事を話しているのは見た事がある

今までバレー一筋だったし
女の子にはモテてきた方だから追いかけた事も無かったけど
今は花澄ちゃんを他の奴らに渡したくないって思ってる

校門から出て行って見えなくなってしまいそうになったから大声で名前を呼ぶ


「花澄ちゃん?!大丈夫?!」

俺の声を聞いて立ち止まる奴らと
その隙間から見える顔がホッとしてみえた

良かったっっ!間に合って!


駆け寄って花澄ちゃんを掴む手を掴み返す



「ごめんね〜!お待たせ!俺の花澄ちゃんになんか用??」


苛立ちを含む目でにこやかに笑ってみせる


「なんだよ〜!いいな〜モテるやつは!嫌になったらいつでも連絡しておいでよ!」


そう言って手を離すとカバンから出した何かの紙切れに電話番号を書いて渡している


抜け目ない奴らだな




「はいはーい!花澄ちゃんは及川さん目当てですよー!さ!デート行こっか?」



そいつらから奪い返した細い手首を優しく掴んで歩き出す



『はいっ!みなさん、すみません!ではまた〜!』




ぺこぺこと頭を下げながら小走りで俺について来る



いい子すぎて及川さん心配だよ!



『助けてくれて有難うございました!』

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