第15章 *烏野高校体育祭
手袋を外した月島くんの大きな手がするりとはだけた袴の裾から滑り込んできて
私の恥ずかしいところをなぞる
「相変わらず‥」
『っ‥月島くんっ‥』
そのままショーツの横からつぷりと長い指が入ってきて
突然感じる甘くて強い刺激に身体がびくりと反応する
「可愛い‥」
いつもと違う応援団の服
素肌にまとった羽織
長いはちまきが私の首筋に触れて
ふっと笑う月島くんの顔があまりに大人っぽいから全身の血が沸き立つようにカッと身体が熱くなる
『んっ‥』
ぐちゅぐちゅと静かな保健室に恥ずかしい水音が鳴り響く
ここは学校なのに‥っ
時折聞こえる足音と
この誰にも見られてはいけない状況にドキドキと激しく高鳴る鼓動
「もう挿れてもいいですか?」
余裕なく小さな声で呟いた月島くんの熱くて溶けるようなキスが繰り返される
普段の姿からは想像できないほど熱に浮かされた顔
するりと私の袴を下げると両手で太腿を押さえられる
解放された手で胸元を隠すと気付けば私の恥ずかしいところに月島くんのモノがぴたりとあてがわれていた
『待って‥!本当に‥っ?!』
慌てて起きあがろうとするけれどもそのままゆっくりと大きなモノが入ってきて息を呑む
『っ‥!』
ナカを擦るように腰を動かされてぞくぞくと快感が這い上がってくる
「はぁ‥‥キツイな‥締め付けやばい‥」
『ぁっ‥んっ‥ゃぁっ‥』
腰を押し付けて圧迫するように押し進んでくる月島くんの熱はとっても大きくて声も抑えられずに恥ずかしい声が漏れてしまう
必死に声を抑えようと口元を手で押さえた時だった
ガラリと保健室の扉が開く
「おーい!まだ誰か寝てるのー?そろそろ保健室も施錠するから出ておいでね〜!」
カーテンの方へ近付いてくる人影
「すぐ出ます‥僕鍵閉めとくんで」
「鍵かけたら職員室まで持ってきてねー!」
咄嗟に月島くんが声を出すと
近付いていた足音はどんどんと遠ざかっていった
「はぁ‥これからだったのに‥」
最奥まで押し付けられていた欲がゆっくりと私の中から引き抜かれる