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ハイキュー 俺の気持ちに気付いて【R18】

第13章 *それぞれの初めて


「あれが影山君か〜聞いてたとおりストイックな感じで、いいね〜」


家に帰るとお兄ちゃんがうんうんと頷きながらリビングのテーブルに座る



『お兄ちゃんお迎えありがとう!お酒あんまり飲みすぎたらダメだよ〜?この後お友達と遊ぶんでしょ?』



手を洗ってから冷蔵庫にいれてあったオレンジジュースをコップに注いでお兄ちゃんの前に向かい合って座る



「それにしても‥今日なんかめちゃくちゃ可愛くない?!」



『影山くんのお姉さんがね、プロのヘアメイクさんなんだよ!それで今日は特別にしてもらったの!』




影山君のお姉さんを褒めてもらえたみたいで嬉しくてついつい顔が緩んでしまう


とっても綺麗な人だったし
素敵なお姉さんだった



そんなことを思い出しながら
テーブルの上に置いてあったコップに手を伸ばす





『沢山お話してくれてね‥それで‥』





「ちょっ!!それ俺のお酒っ!」




『え‥?お酒‥?』




自分でいれたオレンジジュースを飲んだつもりだったけど



ごくりと飲みこんだその液体は


とっても大人な味がした





「一口だけだから大丈夫だろうけど‥それ兄ちゃんのカシスオレンジ」




途端に身体がポカポカとしてきて
顔がとっても熱くなる



身体から力も抜けて
頭がふわふわとしてくる


しばらく椅子にすわってぼーっとしてたけど
座っているのも怠くなってきてソファへと倒れ込む




『な‥んか‥ふらふらする‥』




「めちゃくちゃ酒弱いじゃん‥父さんと同じだわ‥てか大丈夫か?気分悪くないか?」




『ん‥大丈夫‥お兄ちゃんそろそろ出掛けなきゃダメなんじゃない‥?』



「そうなんだけど‥こんな状態の妹を置いていくわけには‥」




お兄ちゃんが冷蔵庫にペットボトルのお水をとりにいくとインターホンのベルがなる




「宅急便か‥?はいはい‥って大地!!!丁度いいところにきた!!今時間ある?」




玄関からお兄ちゃんの大声が聞こえてくる




『大地‥?』



そっと頭を上げて玄関の方を見るとお兄ちゃんと一緒にこちらに歩いてくる大地の姿がみえた




「花澄が間違って俺のお酒一口飲んじゃって‥大地が良かったら一緒にいてやってくれないかな?」



「一口‥でこれ?!顔真っ赤だな?!」
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