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ハイキュー 俺の気持ちに気付いて【R18】

第12章 合宿の終わり 新たな恋敵


ギュッと手を握ってお礼の言葉を伝えると烏養さんの顔が少し赤くなる



「うちのマネージャーは全国優勝‥」



『‥?』



夕と龍がまた手を合わせている











「皆まだいるー?!」




バーンと体育館の扉が開いてみんながビクッとして振り返るとハァハァと息を切らした武田先生がいた




『武田先生大丈夫ですかっ?』




「大丈夫‥ありがとう白石さん‥っ!みんな遅くなってごめんっ‥会議が長引いちゃって‥それで‥出ました!!インターハイ予選の組み合わせ!!」




「「「!!!」」」





その言葉に自然と背筋が伸びる




おそるおそると組み合わせ表を覗き込むとすぐ下には伊達工業の文字




一回戦を勝ち進む事が出来れば



2回戦  因縁の相手でもある伊達工業とあたるんだ‥




ドキドキとしてギュッと体操服を掴む




「それだけじゃないですよね‥うちのブロックのシードにいるの青葉城西ですよ」



月島君の言葉にさらに心臓がドキッと音を立てる





そわそわとしているとまっすぐな目をした大地が烏養コーチをじっと見て決意したように話し出す




「大丈夫です‥目の前の一戦 絶対に獲ります」





そうだ‥



先ばっかり見てると足元を掬われる事だってある




目の前の一戦一戦を勝ち進んでいくしかない



顔を上げてみんなの顔をみるとなんだか大丈夫な気がしてホッと少し力が抜ける




「お疲れシター!!」






濃い時間を過ごした合宿も終わりを迎えて
体操服に着替えて大地が出てくるのを待つ






プルルルル‥




『あれ‥黒尾さんだ‥』





ディスプレイをみると黒尾さんの文字





『黒尾さんっ!無事に東京に着きましたか?』




「おつかれ〜!いや〜声だけで癒されるね〜俺は無事に東京帰ってきてるよ」






『それなら良かったです!今日は有難うございました!』




「花澄ちゃんは今帰り?気をつけて帰ってね」



周りのザワザワとしたみんなの声が聞こえたのか受話器越しの黒尾さんが優しく話しかけてくれる



『はいっ!気をつけて帰ります!』





「‥あーなんで花澄ちゃんはそんな遠いところに住んでんの‥」




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