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ハイキュー 俺の気持ちに気付いて【R18】

第12章 合宿の終わり 新たな恋敵


集中をきらさないままみんなが猫又監督のもとへと歩いてくる



その姿に焦りは全くみられない



監督からの言葉をうけてみんながコートへと戻って行く時に黒尾さんが私に話しかける



「俺カッコ良かったでしょ?」




『はっ‥はいっ!!ブロックもすごいですけど‥1人時間差っ‥かっこよくてドキドキしました!』



「っ‥!」



「クロすぐに調子乗るからあんまり褒めない方がいいよ」




「研磨!たまにはいいでしょうが!こんな美女がうちのマネージャーしてくれてんのよ?!」




「声でかい‥」





こんな風に話してる2人だけど試合になるとがらりと雰囲気が変わるんだもんな‥






やっぱりみんなすごい






試合が再開して
一進一退の攻防が続く




決まったと思った日向君のアタックも



旭さんのダイレクトスパイクも





拾って





繋げて






『これが音駒のバレー‥』




パワーではうちが勝ってるんじゃないかとすら思うのに



点を決めさせてくれない






最後の一点



落ちそうなボールを研磨が滑り込んであげると





そのまま烏野コートに吸い込まれるようにして落ちて行く










ピピー!!!







試合終了のホイッスルが体育館にこだまする





さっきまでのピリッとした空気が一気に和らいで
音駒のみんながワイワイと話しながらこちらへ歩いてくる





『お疲れ様ですっ‥ドリンクどうぞ!』




「いや〜マネージャーがいるとこんなにも華がでるんだねぇ〜という事で、花澄ちゃんやっぱりうちこない?」




滴る汗をタオルで拭きながら黒尾さんが私の顔を覗き込む





『えっ‥あの‥私っ』





「あんまり花澄を困らせないで」




なんて答えようか迷っていると研磨がドリンクボトルを受け取りながらぼそっと話す




「困らせてませーん!勧誘してるだけでーす!」





「それが困らせてるんだってば‥」



気怠そうに返事しながらも
この2人の間からは何か絆のようなモノを感じる





『ふふっ‥仲良いんですね』




「っ?!可愛い‥やっぱり今日だけなんて俺耐えられない‥俺と付き合ってくだ「クロ‥試合もう一回始まるよ」





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