第4章 最強の味方と新たな仲間
「もしもし?!大丈夫か?!時間になっても来ないから花澄のクラスメートに聞いたらふらふらしながら帰ったって、、!」
大地の焦った声のうしろで
おーーーい!!大丈夫かーーー!!って龍や菅原さんの声が聞こえる
しまった
ぼーっとしてて今日部活に行けないって連絡するの忘れてた
そういえば今日
新しい一年生が2人来るって言ってたのにな‥
会いたかったな‥
「花澄??」
『あっ!!ごめんなさい‥なんだか風邪ひいちゃったかもしれなくって‥帰りしに夕に会って送ってもらってるの。みんなに心配かけてごめんなさいって伝えててもらっていいかな??』
「西谷か〜良かった‥どっかで倒れてたり変な男に連れていかれてたりしたらどうしようかと」
大地が少し安心したような声で答える
『心配かけてごめんなさい‥早く元気になるね!』
「いーのいーの!花澄が無事なら良かった!西谷に宜しく頼むって伝えてくれ!帰ったらあったかくして寝るんだぞ?お兄さんはいるか?夜ご飯食べれるか??俺は部活終わってからだから行けるとしても‥」
心配性なお父さんのように早口で話し出す
『大丈夫だよ!ありがとう!さっきお兄ちゃんに連絡したらお兄ちゃんは仕事で遅くなるみたいなんだけどお兄ちゃんのお友達が看病にきてくれるみたいだから心配しないでね?』
「そうか‥なら良かった‥行ってやれなくてごめんな?」
電話越しの大地の優しさが身に染みる
『ありがとう大地。。』
「花澄ちゃ〜ん!!大丈夫でよかった〜!!無理させちゃってごめんね!!」
『そんなっ!!私が着いて行きたくて毎朝行ってたんで!!スガさんのせいじゃないです!』
何のことだ?って大地の声が聞こえる
「とりあえず!!また会えるの楽しみにしてるよ!!お大事にね〜!」
電話が切れる
「大地さん?」
『そうそう!夕に宜しく頼むってさ!』
「言われなくても〜!!」
夕が腕を捲り上げる
2人で笑い合って家まで帰る
「じゃあ俺帰るけどなんかあったらすぐ電話しろよ?」
『うん!!家まで送ってくれて本当にありがとう!!』
夕にお礼を言って別れる
お兄ちゃんのお友達の弟さんが来てくれるって言ってたけど誰だろう?