• テキストサイズ

ハイキュー 俺の気持ちに気付いて【R18】

第4章 最強の味方と新たな仲間


金曜日




明日は日向くん達の試合だ



楽しみだけどちょっと怖い気もするような‥



そんな事を考えているとふわりと浮いたような感覚になる


頭もよくまわらなくってぼーっとする



授業をなんとか乗り切って部活に向かっていると



くしゅんっとくしゃみがでた



「おーい!!花澄!!大丈夫か?!風邪じゃねーの??」




『夕〜??だいじょ〜ぶだよ?』



夕はおんなじクラスのバレー部の男の子なんだけど
今はちょっと訳あってお休み中



振り向こうとするとふらっとして倒れそうになる



「オイッ!全然大丈夫じゃねーな!!今日は部活やめとけ!俺も今から帰るから家まで送ってってやるよ!」




後ろからガシッと抱き止めてくれる



『ごっごめんね‥そうだね‥風邪だったらみんなにうつしちゃ大変だし、お休みしようかな。。あとは1人で帰れるから大丈夫だよ?』


ニコッと笑って見せるけど



「はいはい!強がらない!!こんな時くらい俺に頼れよ!」


元気ハツラツな彼がニコッとして頭を撫でてくれる



『ん〜〜。。。甘えちゃっていいのかな??ありがとう。。』



夕を見上げるとさらにニカッと笑う



「いーの!!俺は甘えてもらった方が嬉しい!!さ!帰ろー!!!」




さらっと私の荷物を持ちながら私の歩くペースにあわせて歩いてくれる



学校から少し離れて
周りに人もいなくなったころ


パッと手を繋がれる




『??どしたの??』


「倒れられたら困るから!家まで!!いーか??」


夕はいつだって優しい


『ありがとう。。』


ギュッと手を握り返すとあったかい私より大きな手



「俺はバレーしてたらちっさいけど、花澄といたらすっげー背が高くなった気分!!子供みたいにちっちゃくて可愛い手だな!」



私が握り返すと夕もギュッと握り返してくれる



夕は烏野の守護神だ



バレー部の中では確かに小柄だけれども
プレーも性格もとっても頼りになる






『早く、、夕に帰ってきて欲しいな、、、』



ぽつりとつぶやく


「っ!!」


珍しく夕が黙り込む


おう!とこちらを向かずに答えてそのまま優しく私の手をひいてくれる



夕の耳が少し赤くなる



その時大地から電話がかかってきた

/ 376ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp