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ハイキュー 俺の気持ちに気付いて【R18】

第12章 合宿の終わり 新たな恋敵


皆がそれぞれストレッチを始めてコートへ向かう頃
私は音駒のベンチへと向かう



音駒もマネージャーがいないみたいだから今回もお手伝いをさせてもらう事になっていた



『今日一日サポートさせて頂きます!白石花澄です!宜しくお願いします!』




「「「〜っ!!よっ‥宜しくお願いしますっ!!」」」





皆んなが頭をバッと下げてくれる




「宜しくね〜!こーんな可愛い子がきてくれて皆固まっちゃってるわ〜って!!猛虎!?息してるかっ?!」





黒尾さんが私の手を握って握手をした後に


さっきの男の子に話しかける




『あのっ‥大丈夫ですか‥?』




顔を真っ赤にして口をパクパクとしている龍に似た人が心配になって
恐る恐る話しかけるけれども目を見開いたまま動かない





「っ‥!」






「大丈夫っスよ!こいつ可愛い女の子に免疫ないから固まってるだけなんで」



少し菅原さんに雰囲気の似た白いユニフォームを着た人がやってくる





『大丈夫なら良かったですっ‥今日は宜しくお願いします!』



「俺、夜久衛輔って言います!宜しくお願いします」



さっと手を差し出されて握手をするとニコッと爽やかに微笑んでくれる





「やっくんまでナンパしない!」






握手をする私たちの手を黒尾さんが解きにくる




「なんか俺‥背‥高くなった気分」




『‥?』



夜久さんが私の顔をじっと見つめる




「はいはい!!そんな可愛い顔で見上げないの!そもそもやっくんはショート派だよね?!」




「クロ‥」





黒尾さんと私と夜久さんの間に研磨さんがやってくる





「分かったよ!!練習始めんぞっ!」




皆が一斉に走っていく中
ゆっくりと歩いていく猫背の背中に声をかける





『研磨さんも音駒だったんですね!』





「うん‥それより研磨でいいよ‥敬語も使わなくていいから‥二年生だって翔陽に聞いた‥俺も二年だし」





『えっ!!じゃあ‥研磨って呼ばせてもらうね?』




「っ‥好きにして‥」




ニコッと笑いかけると
そのままくるりと振り返ってコートの方へと歩いていってしまった





さて‥私もがんばろう!


腕捲りをして私も音駒のコートへと向かう



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