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ハイキュー 俺の気持ちに気付いて【R18】

第11章 *合宿 ネコとの出会い


『結局合宿所まで来てもらってすみませんっ!助かりました‥有難うございますっ!』



「いーえ‥俺は白石さんと一緒にいれて楽しかったよ」



「岩ちゃん!!俺の花澄ちゃんを口説かないで!」



「はぁ?!お前のじゃねーだろクソ川」




2人が言い合いを始めるから慌てて間に入る




『あっ‥あのっ‥私行きますけど‥またお礼させてください!!』




ぺこりと2人に頭を下げて体育館へと走る




『お待たせしましたっ‥!』




「あっ!できた?!遅かったから心配したよ〜大丈夫でしたか?」



武田先生と一緒に皆の前までユニフォームを運んでいく




ちょうどお昼の時間だったから練習を中断して
みんなにユニフォームが配られる



いよいよ明日は音駒との練習試合だ




早速夕がユニフォームに手を通す



実感が湧いてきてドキドキと胸が高鳴る




過去に一度も音駒に勝った事がない烏野



烏養さんが喝を入れるように大声を出す




「負けっぱなしで終わってる 汚名返上してくれ」




「「「あス!!!」」」





皆が緊張感を持っていて
その日の夜はいつもと少し違った





私もドキドキとしながら眠りにつく




明日の練習試合に備えて






そしてついに翌日



朝から烏野総合運動公園の球技場へと向かう





「‥白石」



『‥烏養さん?どうされました?』




「俺‥タバコ臭くねぇか?湿るくらいにはファブリーズしてきたんだが‥」


くんくんと自分の服を気にする烏養さんの背中にぴたっとくっついて息を吸い込む



「っ!!」



『大丈夫でしたっ!ラベンダーのいい香りがしますっ!』



ニコッと見上げると烏養さんの顔が少し赤くなる







「! 集合!!!」



大地が大きな声でみんなを呼ぶから私も走って行って一番端の日向君の横に並ぶ





目の前には赤いジャージを着た音駒のみんなが立っていた



私が試合をするわけじゃないのに‥心臓がドキドキとすごい音をたてる



今から音駒の人達と‥



そっと前に立っている人の顔をみると見覚えのある‥





「『あっ?!』」



つい日向君と同時に声をあげてしまって一斉にみんなの視線を感じて慌てて口を塞ぐ
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