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ハイキュー 俺の気持ちに気付いて【R18】

第11章 *合宿 ネコとの出会い


『ふふっ‥相変わらず元気だね』



「早朝練はわかるけど‥なんで風呂に行くスピードまで競うの?バカじゃないの?」




『いいライバルなんだろうな‥もちろん月島君も、山口君もね!みんなの試合みるの楽しみだな』







「‥僕は‥いいライバルなんかじゃありませんよ」






「コラ!!走ってんの誰だっ?!」




『??』





影山君達に注意する大地の声で


月島君が何か言った気がしたけれど聞こえなかった











「電気消すぞー!!」





部屋の電気が消されて




暫くするとすぐに隣から日向君の寝息が聞こえてくる




明日早く起きるって言ってたもんね




日向君の寝顔をみているとなんだか微笑ましくなってつい笑みが溢れる



そのままころんと寝返りをうつと目の前に影山君がいて心臓がドキッと跳ねる






「おやすみなさい花澄さん」



さらに影山君の顔が近付いてきて
私の耳元でぼそっと囁く




ぴくりと揺れた私の手首を掴んでそのままお布団の中でギュッと指を絡ませられる





『かっ‥かげやまくん‥』




周りのみんなを起こさないように小声で話しかけると柔らかい視線に捉えられる





「隣に花澄さんがいると思うと嬉しくて‥でも抱けないし‥せめて手だけでもつないでていいっスか‥?」




絡め合う指先にキュッと力が入る





『んっ‥いい‥よ‥』







「有難うございます花澄さん」





『はぁっ‥』







耳にかかる吐息にぴくんと身体が反応する







「っ‥俺が必死に我慢してんのに‥」





握ったままの指を影山君の長い指がすりすりと私の掌を撫でるから無意識に声が漏れてしまう





『んぅ‥っ』






「だからっ‥次そんな声出したら‥‥知りませんよ?」






『ん‥わかっ‥た』





間近で交わる影山君の視線に熱がこもっていて



握っていない方の手で口を押さえる






「帰った時は‥たくさん声聞かせて下さいね?おやすみなさい」






ふ‥と優しく笑うとそのままそっと目を閉じる




沢山声を聞かせる‥?




何の事だろう?





繋いだ手の温もりに少しドキドキしながら私も目を閉じる
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