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ハイキュー 俺の気持ちに気付いて【R18】

第11章 *合宿 ネコとの出会い


お布団の中


菅原さんの両手をギュッと掴む






頭の中には烏養さんと菅原さんのやり取りが思い出される







どうか‥どうか菅原さんの努力が実を結びますように‥





一瞬目を見開いたあとに





へにゃりといつものように笑う菅原さん







「やっぱ花澄ちゃんの事好きだわ‥」




そう言うと目尻をさげて
ふんわりと微笑む





顔をあげて菅原さんと目が合うと


優しいその笑顔からは想像出来ないほどの熱を含んだ視線に捉えられて




またぶわぁっと体温があがる








「っ‥その顔はヤバいっ‥お願いだからこれ以上煽んないで‥」








お腹に菅原さんの熱が当たってグイッと押し付けられる







菅原さんの胸の中で抱きしめられて



ドクンドクンと菅原さんの心臓の音が聞こえてくる





ドキドキするけど‥あったかい‥









安心する菅原さんの腕の中




どんどんとまどろみの中に落ちていく









「好きだよ‥花澄ちゃん‥」





『んっ‥わたし‥も‥』








優しく頭を撫でてくれる大きな手に


菅原さんの声を遠くに聞きながら





私は眠りについた










『んっ‥な‥にっ‥?』







目覚ましのアラームがなる前に




身体の身動きが取れないことに気がついて目をゆっくりと開けると




左右から2人に抱きしめられていた







『わっ‥どうしよっ‥菅原さんも夕も起きる気配なさそうかもっ‥』





モゾモゾともがいてみるけれどもやっぱり抜け出せない









「ったく‥僕以外に触らせないでって言いましたよね‥?」







『月島くんっ?!』





ゆっくりと扉が開いて顔をタオルで拭きながら月島君がこちらへやってくる





「心配で中々寝れなかったんですよ‥起きたら2人に抱きしめられてるし‥」





はぁ‥とため息を吐きながら菅原さんと夕の腕をゆっくりと私から引き剥がす





『ごめんねっ‥ありがとう月島君っ‥』





お布団に正座してこそこそと小さな声でお礼を言う





「貸し一つですからね‥?」





機嫌の悪そうな月島君の顔がずいっと近付いてくる

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