第11章 *合宿 ネコとの出会い
「何その夫婦感っ!!ズルイ!!俺もする!」
『スガさんもおかえりなさい!』
「120点!!こんな可愛い奥さんいたら速攻で家帰ってくる!!」
「スガは本当にいつも元気だな〜」
東峰さんも笑いながら入ってくる
『東峰さんもおかえりなさい!みんなお疲れ様です!』
「んっ‥!ただいま‥戻りました」
東峰さんの顔が赤くなる
その後もどんどんお腹を空かせたみんなが帰ってくるから
そこからは潔子さんも手伝ってくれてご飯を盛り付けていく
「「「いただきます!!」」」
みんな美味しそうにいっぱい食べてくれるから本当に嬉しいな
お家だとお兄ちゃんの分も作るけど
大体1人で食べることが多いからワイワイと食べるご飯は楽しくて嬉しい
「嬉しそうだな?」
おかわりをする為に立ち上がった大地が私の顔を覗き込んで優しく笑う
『うんっ‥みんな美味しいって食べてくれるし、そんな顔見てたら幸せだなーって!』
「気持ち込めて作ってくれてんの分かるからさ‥そりゃ皆んな嬉しいわけよ!練習頑張ったら花澄のご飯が待ってるって思ったら不思議と力湧いてくるしさ‥だから、本当にありがとな!」
『んっ‥うんっ‥どういたしまして!』
ニカッと笑う大地に心臓がドキンとする
なんだか最近私の心臓はドキドキとして忙しい‥
「ほんと‥毎日作って欲しいくらいだわ!」
そう笑ってそのままおかわりを取りに行ってしまった
みんなで楽しくご飯を食べて
楽しくおしゃべりしていたのに
朝から早起きして‥たくさんご飯作ったり動きっぱなしだったからかな‥
瞼がだんだんと重たくなってくる‥
「花澄〜夜ご飯はなにー?!」
うとうととしていると
夕が駆け寄ってくる
『ん‥よるごはん‥は‥‥』
「夜ご飯は‥?」
『‥‥』
「っ!!待て‥‥みんなっ‥花澄が寝たぞ‥箸もったまま‥赤ちゃんかよ!!」
「は?!花澄ちゃん寝たの?!‥マジじゃん?!天使の寝顔かよ!!」
菅原さんと夕に覗き込まれているのも気付かず眠る私
その後散々揶揄われることになるとも知らずに