第10章 *合宿 それぞれの想い
影山side
初めてみるエプロン姿
こんな可愛い人が俺らの料理作ってくれてんのか‥
それだけで朝からテンションが上がる
マネージャーでサポートしてくれてる時もそうだけど
今も小さな身体でちゃきちゃきと動いて料理の準備をしてくれている
この人と結婚できたら幸せだろうな‥
「なーなー!影山!!花澄さんのエプロン姿すっっげー可愛いな!!料理も全部美味いし!!」
両手におにぎりを持って日向が話しかけてくる
「‥そうだな」
「テンション低いな!もしかして影山君は朝弱い系ですか?!」
ちらりと花澄さんの方をみると大きなお皿を持って料理を運んでくれている
朝からうるさい日向を無視してキッチンへと入っていく
「運ぶの手伝いますよ‥?」
『わっ!びっくりした!影山君!』
ブカブカのTシャツの上からパーカーを羽織って洗い物をしているところだった
『ありがとう〜!でも運ぶのはもう大丈夫だよ!良かったらパーカーの袖が落ちてきちゃって‥捲り上げてくれないかな?』
「うス‥」
後ろから抱きつく様にしてパーカーの袖をゆっくり捲り上げていく
『んっ‥ありがとっ‥』
首筋に俺の吐息がかかると身体がピクッと揺れて可愛い声が漏れる
更に近づくと
耳が真っ赤になっていて照れているのが分かる
「どういたしまして‥ご飯すっげぇうまかったです‥」
わざと耳元でこそこそと話すとさらに耳を赤くして身を捩る
『んんっ‥良かったっ‥!』
キッチンの奥の方からは食堂が見えない
少し意地悪をしたくなってギュッと後ろから抱きしめてみる
『かげやまくんっ‥?どうしたのっ‥?』
「可愛いな‥と思って」
『えっ?!あっ‥ありがとうっ‥』
照れる花澄さん
抱きしめていた手を上に這わせていって柔らかい胸を掴む
『っ‥!まって‥洗い物できないっ‥』
「エプロンの肩紐落ちそうだったんで‥」
こそこそと話しながら柔らかい胸を揉む
『んっ‥ありがとっ‥』
真っ赤に染まった耳が可愛くて後ろから触れるだけのキスをして内腿に手を伸ばす
ぴくんと身体が揺れて戸惑った様にこちらを振り向く
『だめだよっ‥影山君‥』