• テキストサイズ

ハイキュー 俺の気持ちに気付いて【R18】

第10章 *合宿 それぞれの想い


キッチンについてエプロンをつける


髪の毛をくくってから
慌ただしくおにぎりやお味噌汁を作っていると朝の準備を済ましたみんながぞろぞろと食堂へとやってくる



「いい匂い〜!」




『おはようー!もう朝ごはん出来てるよ〜!』



キッチンから顔を出すと龍が顔を真っ赤にして立ち止まる





「っ!!俺の奥さんになってくださいっ!」




『えっ?!龍?!どうしたのっ?』





突然両手を掴まれてびっくりしていると後ろから夕もやってくる




「待て!!こんな可愛い奥さん龍にはもったいねぇ!俺と結婚してくれ!」



『えっ?!夕までどうしたのっ?』




ご飯の準備をしないといけないのに2人に両手を掴まれて動けずに焦っていると後ろから縁下君がやってくる




「お前らー!!マネージャー困らせんじゃないっ!ったくもう‥テンション上がりすぎてるみたいだわ‥ごめんな?」



『ううんっ!朝から元気でホッとしたよ!すぐにご飯用意するね!』



縁下君に手を振ってからキッチンに戻って急いでみんなのご飯を準備する



『お待たせしました〜!おにぎりとお味噌汁はおかわりあります!お魚とお野菜は1人ひとつです!』




「花澄さんのおにぎりっ!!」



日向君が目をキラキラとさせておにぎりを掴んでいる



「日向待ちなさいっ!先に挨拶!」



大地が止めに入ると今日は菅原さんが号令をかける




「いただきます!」




「「「いただきまーす!!!」」」



みんなが手を合わせて一斉に朝ごはんを食べ始める




「やっぱり‥花澄さんのおにぎりうまい‥」



私の隣に座る影山君がおにぎりを頬張りながらぽつりと話す



『えっ?嬉しいな!ありがとうっ!』



ニコッと笑うと前に座っていた月島君が眉を顰めてこちらをみる




「‥やっぱりって何‥?一回食べたことでもあんの?」



「‥ある」



「っ‥!」



なぜか睨み合う2人の間に日向君が割り込んでくる




「俺っ!!おかわり!!花澄さんのご飯すっげーうまい!です!」


『もう食べたのっ?早いね日向君っ!持ってくるから待っててね〜!』


寝癖で跳ねるオレンジの髪を撫でてから


おにぎりを乗せた大きなお皿を持ってみんなの元へと戻る


/ 376ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp