第10章 *合宿 それぞれの想い
ぐいっと影山君の顔が近付いてくる
「俺の気持ちも知らないで‥」
両手を壁についてさらに影山君の顔が近づいて来る
『影山君の気持ち‥っん!?』
次の瞬間
気付いたら影山君の唇が私の唇に重なっていた
「好きな人のこんな姿見せられて‥我慢できっかよ‥」
突然の事に何が起こったか分からなくなる
『影山君‥?どうしたの‥?』
「そんなタオル一枚で‥襲ってもいいんスか?」
巻き付けたタオルの上から影山君の大きな手が私の胸に添えられて優しく包み込む
やわやわと私の胸を揉みながら
もう片方の手がするりと私の内腿を撫で上げる
『んっ‥な‥にっ‥』
身体がびくりと跳ねる
「やわらかすぎるでしょ‥気持ちいっ‥」
そう言うともう一度影山君の顔が近付いてきて口付けをされる
角度を変えて今度は舌がぬるりと入り込んでくる
『んんっ‥かげやま‥く‥ん』
「すっげーかわいい‥」
見たことのない熱を含んだ視線に捉えられて心臓が大きく跳ねる
『こんな格好で恥ずかしいよっ‥影山くんっ‥』
「仕方ないでしょっ‥それは花澄さんが悪い‥」
いつもと少し様子の違う影山君
『どうしたのっ‥んっ‥』
話しかけようとしてもすぐに唇を塞がれる
「っ‥エロい顔‥」
『っ‥はぁっ‥そろそろっ‥もどろっ‥?』
「こんな状態で‥戻れるんスか‥?」
内腿を撫でていた右手が上がってきて
何も身につけていない私の恥ずかしいところを撫でる
「太腿まで垂れてきてましたよ‥すっげぇ感じやすいんっスね‥」
秘密の割れ目を影山君の指先がなぞるとくちゅりと音がして身体がビクンと跳ねる
『きゃあっ!影山君っ‥そんなとこ触っちゃっ‥んんっ‥』
「あんまり声出したら誰か来ちゃいますよ?」
最後まで言い終わる前にキスで遮られる
その間も敏感なところを指先で責められて気持ちが良くて声が出そうっ‥
手を伸ばして止めたいけれどもこの手を離すと押さえているバスタオルが落ちてしまうから外せない
「脚‥閉じないで下さいよ?」
脚の間に影山君の脚が入ってきて脚を閉じる事も出来ない
もしかしたらさっきみたいに誰か来ちゃうかもしれないのに気持ちが良すぎて何も考えられなくなってくる