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ハイキュー 俺の気持ちに気付いて【R18】

第9章 *合宿 止まらない気持ち


影山side

今日はいつもより早くホームルームが終わったから急いで体育館へとやってきた

っしゃ!!日向まだ来てないし俺の勝ちだな‥

なんて子供みたいな事を考えながら新調したばかりのシューズに足を通して靴紐を結んでいると入り口の方からパタパタと足音が聞こえてくる

ふと顔を上げると花澄さんが俺を見つけて嬉しそうに走ってくるのはいいけど‥

ちょっと待て‥いつもより‥揺れすぎじゃねーか‥?

走る度に上下に激しく揺れる胸にドキッとする

そんな事を考えているうちに目の前にやってきてパッとしゃがみ込む

『影山君っ!!それ新しいバレーシューズ?!かっこいいね!』
屈託のない笑顔でニコッと笑いかけられるけど間近でみるその姿にごくりと唾を呑む

少しぴったりめのTシャツがしっかりと花澄さんの身体のラインを拾いあげて
胸の先端が少しぷくりと形が出ているのがわかる


「っ?!花澄さんっ?!ちょっと‥っ!」

これ絶対ダメなヤツだろ‥他の奴らに気付かれたらどーすんだ‥

小さな手を掴んで倉庫へと引っ張り込む

『影山くんっ?!どうしたの?』

きょとんとした顔で俺を見上げてくる

「そのっ‥違ったらスイマセン‥もしかして‥」

ノーブラですか?なんて聞ける訳ねーし‥

なんて言おうかと口籠っていると相変わらず可愛い顔して自然と上目遣いで俺のこと見つめてくる


『??』

早くしないと他の奴ら来ちまうし‥

「くそっ‥ちょっと待っててくださいっ」

ズカズカと大股で倉庫から出て行って持ってきていたジャージの上着を掴んで急いで倉庫へと戻って行く

『大丈夫っ‥?』

あなたが大丈夫じゃないんですよっ‥

フワッとジャージを被せてやる
花澄さんには大きすぎる俺のジャージが身体のラインを隠してくれるからちょうどいいはずだ

それなのに遠慮して慌ててジャージを脱いでしまう花澄さん

やっぱり気付かれてるって分かってねーのか‥

小さな背中の中央を上から下に人差し指でなぞると
身体がびくりとする

『ひゃっ?!』

ブラジャーのラインがない

「やっぱり‥何もつけてない‥めっちゃ揺れてるし‥ピタッとしたTシャツだから分かっちゃいますよ?」


耳元で小声で話しかけるとようやく理解したのか耳まで真っ赤になる

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