第3章 一年後 始まり
体育館をでたところで気付く
あっ!また忘れてた!!
みんな早朝から練習してるからお腹空くだろうなって思ってみんなの分おにぎり持ってきたんだった!!
さっき出たばかりの体育館へ走って戻る
「!!!白石先輩??どうしたんすか??」
急いで戻ったから扉を開けた途端に
出てこようとする影山くんとぶつかりそうになる
『わわっ!ごめんね!!あの、みんなお腹空くかな〜って思っておにぎり作ってきたの!もし良かったらどうかな‥?』
「え!!イインデスカ?!」とカタコトの日向くん
「なんだ〜俺にだけかと思ったのに〜」と菅原さんが口を尖らせている
『でもスガさんは辛いのが好きって言ってたのでスガさんだけ辛いおにぎりにしましたよ!!日向くんと影山くんは何が好きか分からなかったから
カレーならみんな好きかなって思ってポークカレーのおにぎりにしたよ〜!』
「さすが〜!食べるの楽しみだわ!
「俺のは?!」
龍がすかさず顔を出す
『龍はね、メロンパン買ってきた!!』
「大好物!!!でも俺も花澄の手作りおにぎり食べたかった〜」って泣いてる
『え!!そうだったの?!ごめんね!!次は龍のも作ってくる!!』
「あ、、の朝早くからありがとうございます。。大変でしたよね」と影山くんがおにぎりを受け取りに来る
どうぞ!と影山くんにおにぎりを渡しながら答える
『ううん!全然だよ〜!!私ね、お料理大好きなの!美味しいご飯とか食べたらみーんな笑顔になるでしょ?だから作ってあげたいな〜って!私その顔みるの大好きだから!』と笑うとなぜか影山くんが赤くなって目を逸らした
私からおにぎりを受け取りぺこりと頭を下げて行ってしまう
あれ??私何か変な事言ったかな??
「あざす!!ありがたく頂きます!!白石先輩可愛くて料理も出来るとか最強ですね!!」
と日向くんがキラキラとした眼差しでこちらをみてくる
『なんだか照れるな。。最強になれるように頑張るね!!』
はい、どうぞ!と日向くんの手にもおにぎりを握らせる
パッと嬉しそうな顔をして日向くんもぺこっと頭を下げて出て行った
みんなに喜んでもらえてよかった〜!!