第9章 *合宿 止まらない気持ち
「俺が朝つけたしるし‥ちゃんと残ってる?」
いつも明るい菅原さんの声が少し低くなって無意識に首筋を片手で隠す
『の‥残ってます‥です‥』
「そっか〜じゃあ確認ね!」
『ええっ?!スガさんっ‥?』
着ていたTシャツはするりと抜き取られて
あっという間にうつ伏せにされた私の上に菅原さんが覆い被さった
さらりと私の髪の毛をよけて
「おかしいな‥俺のしるし‥上書きされてるし、増えてるよね?」
首筋をツー‥と撫でるからビクッと身体が震える
『ごめんなさいっ‥』
無意識に謝ると首筋にまたキスをされる
「もしかして一つじゃ物足りなかった?えっちだなぁ‥」
首筋にかかる吐息がくすぐったい
『んっ‥違いますっ‥月島君が気付いたらっ‥』
「へー‥月島が‥ねぇ。他の男に手出されないように付けたのにな〜逆効果だったかな?」
ぢゅぅっ‥とまたキツく吸い上げられる
『ふっ‥ぅ‥』
「痛かった‥?大丈夫?」
『痛くないっです‥』
「良かった‥じゃあもっとつけてもいいかな?」
『ま‥待ってくださいっ‥これ‥キスマークっていうんですか‥?』
菅原さんに問いかけると一瞬動きが止まる
「月島に聞いたのか‥俺が一つずつ教えていってあげたかったんだけどな〜」
露わになった背中に新たなしるしをつけて菅原さんが続ける
「そうだよ‥これはキスマークって言ってね、好きな人につけるの。この子は俺のモンだよって‥」
ちゅっ‥背中に次々に口付けが降ってくる
『んっ‥はぁっ‥すがさん‥たくさんやだぁ‥っ身体がおかしくなってくる‥』
キスマークひとつひとつに身体が反応して体温が上がる
「感じてくれて嬉しい‥もっと気持ち良くなろうね?」
キャミソールの間からするりと菅原さんの手が滑り込んでくる
『きゃっ‥んっ!』
直に感じる菅原さんの手の感触に身体はびくんと震えて
お腹がまたきゅうっとなる感覚
「かわいい‥ここも固くなってる‥」
菅原さんの指先が私の胸の先を軽く掴むから小さく悲鳴をあげてしまう
『ひゃあっ!んっ‥だめ‥そこ触ったらだめ‥ですっ』
必死に訴えるけれども止まってくれない
背中に感じる刺激と胸の先の刺激で
ショーツがじわりと濡れるのが分かって
恥ずかしくて足を擦り寄せて隠す