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ハイキュー 俺の気持ちに気付いて【R18】

第9章 *合宿 止まらない気持ち


私の手を引っ張って月島君が歩いて行く


「おっおい!月島!どこいくんだよ?!」

「ちょっと用事!すぐ戻るから準備しといて!」

「わ‥わかったよ!」


日向君が追いかけてこようとするけれど、珍しく月島君が大声を出すからビックリして立ち止まる


『ね‥!月島君っ!どこ行くの‥っ?!』


チラリと見えた横顔が少し怒ってるようにもみえた

体育館のすぐそばの物置の中に入って
私を壁際を立たせてバンっと両手で壁に手をつく

『月島君っ‥どうし「キスマーク、誰がつけたんですか?」

私の言葉を遮って月島君の顔が目の前まで迫ってくる

『へっ?!キス‥マーク??虫刺されは‥?』


言葉の意味が分からず混乱していると
ハーッとため息を吐いて月島君が話し出す


「首のそれ‥虫刺されじゃないですよ。彼氏‥出来たんですか?」

『えっ?彼氏‥?出来てないけど‥?』

「っ!じゃあ付き合ってもないのにそんなところにキスマークつけられたんだ‥?どこの誰ですか?」


目の前にあった顔がさらに近くなって
首筋に月島君の吐息がかかる


『んっ‥くすぐったいよ‥なんのことかわかんないっ‥』

首筋にかかる吐息に身を捩る


「と言う事は僕がつけてもいいって事ですよね?僕以外が手を出さないように‥」

そういうと月島君の唇が私の首筋にそっと触れて
チリッと痛みが走ったかと思うとまたヂゥッと吸い上げられる


「肌が白いから目立ちますね‥」


『ゃぁっ‥これ‥しるし‥?スガさんが朝言ってた‥』

少しの痛みと気持ちよさで視界が涙で滲む


「へー‥あの人が‥爽やかな顔してるけど油断できないな」

小さな声で何か言ったと思うともう一度、今朝菅原さんが唇をよせたところを強く吸い上げられる

「先輩だろうと花澄さんは渡さないんで」

『っはぁ‥なんのことっ‥?』

「僕だけの花澄さんになって下さいって事ですよ」

『えっ‥?!でもマネージャーはみんなのこと見ないといけないから‥』

月島君を見上げると険しかった顔がふっと緩む


「そうでした‥鈍感な花澄さんのそんなところも好きですよ」

なんだか分かんないけど月島君がもう怒ってないみたいでホッとする


「そろそろ行きましょうか‥怪しまれたら面倒ですしね」


私の手を引いて外に出るとちょうど大地と目が合う
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