第3章 一年後 始まり
菅原side
今日から田中達の朝練に付き合うべく早起きして学校にきている
めっちゃ眠たいけど!でも!!花澄ちゃんも朝練に来てくれるから俺は全然しんどくない
いやむしろ元気でる
花澄ちゃんが来るのを待っていると
『おまたせしました〜!!!』
とパタパタと俺の方に小走りでやってくる可愛い彼女を見つける
尻尾ふってる子犬みたいだな
もう少しで俺のところへ着くという時に足が絡まったのか前のめりになりこけそうになる
「?! まじでこけるのかよ!!」
咄嗟に一歩踏み出して彼女を腕の中に抱き止める
ふにゃりと触れる身体
色々やわらけぇ〜
ハプニングとはいえ初めて抱きしめる花澄ちゃんが
ふわふわで柔らかくて抱き心地が最高で
良い香りがして離したくなくなった
暫く花澄ちゃんの感触を堪能した後にしぶしぶ解放する
「そういえば昨日の大雨大丈夫だった?いきなりあんなに雨降るなんてびっくりだよな〜!」
昨日は雨予報じゃなくて傘なんか皆んな持ってなかったし
俺もビチャビチャになって大変だった
何気なく問いかけただけなのに頬を抑えて顔を赤くしている
「ん?どした?なんか急に顔あかいな?」
「え‥もしかして昨日大地となんかあった?」
ドキっとして問いかける
まさか‥大地と何かあった??
『なっ!?なんか、、ありません!!』
急に挙動不審になる
こーゆう嘘つけないとこも可愛いよな
「なおちゃんは大地に何されたのかな〜??答えないと、、、、こうだ!!!!」
彼女の細い腰を掴みそのまま擽る
『ひゃあっ!!』
やば、、、可愛い声だすと止まらなくなっちゃうじゃん
段々と大きな目に涙を溜めて
やめるように懇願してくる
観念した花澄ちゃんが口を開く
『危機感もちなさいって‥ほっぺにキ、、、キス、、されただけです』
なんだよそれ〜嫉妬しちゃうな。。
まぁ、大地の気持ちは死ぬほどよくわかる
でも大地に花澄ちゃん譲るつもりはない
チームメイトだからって遠慮はしない
いろんな男達に狙われてるのは知ってるけど俺だって諦めたくない
彼女の頬に軽くキスする
俺の事も意識してくれるように