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ハイキュー 俺の気持ちに気付いて【R18】

第9章 *合宿 止まらない気持ち


そう言うと後ろから優しく頭を撫でられる


良かった‥もう怒ってないみたい‥


『あの‥もう離してもらえますか‥なんだか身体が変なままで‥』



お腹の奥がキュンキュンするのはなんなんだろう‥

無意識に足を擦り合わせて訴えるけれど
菅原さんの腕は弱まるどころかさらにギュッと私を抱きしめた



「だーめ‥次したら我慢しないって言ったでしょ?



『それは‥ごめんなさいっ』




しゅんと謝ると
また優しく頭を撫でられる



「俺は大歓迎だけどね?男のベッドに入るとこーゆう事になるからね?気をつけなよ?」



『きをつけますっ‥』




菅原さんがずっとわたしの耳元で話すから身体がその度に反応してしまう



「ほんとーにね‥花澄ちゃんは隙がありすぎる上に無防備すぎるからさ‥」



『ひゃあっ!』



耳元にばっかり気がいっていると
太もものあたりをするりと撫で上げられる



「足もじもじさせてんのかわい‥感じてんのたまんね‥」



直に感じる大きな掌の熱にドキドキとまた心臓が騒ぎだす



『はぁっ‥いろいろ‥恥ずかしいっ‥です』




必死に菅原さんの方を振り返ると
パッと目が合う



「‥っ  その顔は反則だって‥えっちすぎる‥」



抱きしめられていた両手が引き抜かれて
菅原さんが真っ赤になった顔を隠す



『‥?』



「これ以上触れてたら俺マジで花澄ちゃんの事襲っちゃいそうだから‥もうっねるっ!!」



バッと向こうに背中を向けて丸まってしまった



怒っちゃったかな‥?
私がまた間違えてベッドに入ったから‥疲れてるのに‥
どんどん落ち込みだす



「怒ってるんじゃないからね!」


私の考えを見透かすように菅原さんが叫ぶ



『っ!はい!おやすみなさいっ!』



もぞもぞとベッドから抜け出して下のお布団へと潜り込む



疲れて眠たいはずなのに
耳元に流れ込む菅原さんのいつもとは少し違う声を思い出しては
耳元はまだじんじんとして
身体に与えられた刺激は燻ったまま


『ね‥寝れない‥』


無理矢理に目を閉じて
眠気が来るのを待つ


絶対寝れないと思っていたけれど
目をつぶっていると段々と眠たくなって来る



明日こそ‥絶対自分のお布団で寝なくっちゃ‥



そして私は再び眠りにつく

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