第9章 *合宿 止まらない気持ち
菅原さんの家族とみんなでご飯を食べて
とっても楽しかった
その後はお泊まりの準備をとりに行くためにお家に送ってもらって
急いで荷物を詰め込んで車へと戻る
『お待たせしました!ありがとうございます!』
「さ、じゃあ家に帰りましょ〜!」
帰りの車もいつの間にか寝てしまっていたようで、気付くと菅原さんのお家まで帰ってきていた
「今日は疲れたみたいね〜!サッとシャワー浴びて早く寝るのよ〜!」
『はい!今日はご馳走様でした!色々とありがとうございます!』
「いいのよ〜皆んなでご飯、楽しかったわね!私たちもう先にお風呂入ったから花澄ちゃんと孝支だけだからね!」
お布団はもう用意してあるからね〜!とお母さん達はリビングへ入っていく
「じゃ、俺の部屋に荷物置きに行こっか?」
『はい!』
昨日もお泊まりさせてもらった菅原さんのお部屋に入って
荷解きをする
今朝の事を思い出して少し顔が赤くなる
「俺ちょっとやる事あるから先シャワー浴びてきていいよ‥ってどしたの?顔赤い?」
学ランのボタンを外しながら菅原さんが近付いてくる
『なっなんでもありませんっ!シャワーお先に頂きますっ!』
「ふふっ‥はいはい、いってらっしゃい」
菅原さんが少し笑いながら手をふりふりとしてカバンからノートを取り出して机に向かう
今日は絶対気をつけなきゃっ‥
荷物の中から持って来たパジャマと下着を取り出してお風呂場へ向かう
夜も遅くなっちゃったし、明日も学校があるから急いでシャワーを浴びて 菅原さんを呼びにいく
コンコンとノックをしても中から返事がない
『?』
もしかして菅原さんも寝ちゃったのかな?
そーっとドアを開けると 案の定机の上に突っ伏している菅原さんを見つける
『ふふっ菅原さんもやっぱり疲れたんだな‥でも起こしてあげないとだよね‥』
近付いていってトントンと肩を叩くけど起きる気配がない
『スガさ〜ん‥お風呂お待たせしました〜!』
今度はゆさゆさとゆすってみるけど反応がない
よっぽど疲れたんだろうな‥
『スガさ〜ん!起きてくださ〜い!』
顔をぐっと近付けて 菅原さんの耳元で少し大きめの声で呼んでみる
「ぅわっ!ビックリした!俺寝ちゃってた?!」
バッと菅原さんが起き上がる