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ハイキュー 俺の気持ちに気付いて【R18】

第9章 *合宿 止まらない気持ち


時計の針は20時を過ぎていた


急いで制服に着替えると菅原さんが待ってくれていた



『スガさん!お待たせしました!遅くなっちゃいましたね!みんなお腹空いてるだろうな〜大丈夫ですかね』



小走りで校門へと向かう



「大丈夫大丈夫!それより目赤いけど大丈夫?」


『大丈夫です!今日の菅原さんとってもかっこよかったです!東峰さんも、夕も戻ってきてくれて良かったですね!』



「えーまじー?照れるわ〜!ありがと!それは‥本当に花澄ちゃんも色々ありがとう」



『いえいえ!私なんか何もしてないですよ!』



校門のところに菅原さん家の車が見えてくる



近付いていくと声が聞こえてくる


「お疲れ様〜!遅くまで大変だったわね〜!」



あれ?菅原さんのお母さんの声だ


よく見ると助手席にお母さん、後ろの座席に弟くんも座っているみたい


『お待たせしましたっ!お邪魔します!皆さんできてくれたんですか?!』


急いで駆け寄ると後ろのドアを菅原さんが開けてくれるので弟くんの横にすわって その後から菅原さんが乗り込む


「そーなのー!良かったら皆んなでご飯食べに行きましょ〜!」


『えっ!いいんですか?!』


なんだか申し訳ないな‥と思っていると明るい声でお母さんが笑う



「いいのいいのーー!今日は遅くまで疲れたでしょ!こんな日もあってもいいわよねー?」


『ありがとうございますっ!では‥宜しくお願いします!』



「そうと決まれば出発〜!ご飯食べたら帰りに花澄ちゃんのお家によりましょうか!」



『すみませんっ!お願いします!』


シートベルトを閉めて 車が発進する


「疲れてるところごめん!大丈夫だった?」


菅原さんがこそっと私の耳元で話す



ぴくりと私の体が反応してしまう


ついこの間、耳が弱いと大地に言われて
なんだか余計に意識してしまう


『んっ‥だっだいじょうぶ‥ですっ!楽しみです!』


「ーっ!そ そっか なら良かった!!」



良かった、菅原さんにはバレてなさそうだ


心地よい車の振動
左に弟くんの体温を感じて、右には菅原さん


今日はいろんな感情で忙しくって、泣いたこともあってすぐに眠気がやってくる‥


あったかさに身を擦り寄せて

気付いた時にはご飯屋さんに到着していた
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