• テキストサイズ

ハイキュー 俺の気持ちに気付いて【R18】

第8章 *新しいチーム 始動


「‥」


日向君はまだ黙り込んだままだ


「それでもお前は 今の自分の役割が カッコ悪いと思うのか!」


影山君の肩がゼェゼェと上下する


右手を見つめたまま日向君が少し固まる



「‥ ‥思わない‥」

「あ?」
影山君の顔が怖い



「思わない!」

ぐしゃぐしゃの泣きそうな顔をして日向君が叫ぶ



「よし!」

さっきまでの怖かった影山君の顔が変わる



良かった‥2人の空気が元に戻る


「練習中断させてスミマセンでした!試合の続き お願いします!」

2人でバッと頭を下げる



試合が再開する

「おっさんも本気出しちゃうんだぜ」

嶋田さんがふわっとトスをあげてサーブをうつ

『ジャンプフローターっ!!』


日向君がレシーブしようとすると クンっとボールの軌道が変わる

バランスを崩した日向君が前へ倒れる

2本目も龍が受けようとするが 起動が変わるサーブに対応できない

すごい!さすが先輩だ!


立て続けに点数をとられて
ついに町内会チームがマッチポイントを迎える


このまま、このサーブで終わっちゃうかな?と思ったけど
大地は見事に対応してボールを上げて見せる


うちの主将もさすがだっ!大地のレシーブはやっぱりすごい


大地のあげたボールを
影山くんがトスをあげて 龍が飛びつく


反撃開始かな??思うけれど
見事に夕が拾ってしまう



「スガ!」

「旭!」


東峰さんが呼んで
菅原さんがトスを上げる


ドガガガッ!!とすごい音を立てて東峰さんのスパイクが床に叩きつけられる


やっぱり東峰さんは高校生じゃないみたいだ
つい笑っちゃうくらいだった


ピッピピー!!!

試合終了の笛が鳴る


結果は町内会チームの勝利だった


「いや〜よくわかんないけど青春だったな〜」

「トスを呼んでくれエース!とかね〜っ!こんな可愛いマネージャーもいてさ〜青春いいね〜っ!」


「俺がいればお前は最強だ!とか言ってみてえ!高校生かっけえ!俺もこんな可愛いマネージャーにサポートしてもらいたかったわ〜!」


夕と影山君が照れている
影山君が言ったんだろうけど そんな事言えるなんて素敵だな!


町内会チームの人たちを見送る為に体育館の外へ歩いていく


「ありがとうございました!」


「あざーっしたーっ!」


「おう!」 
/ 376ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp