• テキストサイズ

ハイキュー 俺の気持ちに気付いて【R18】

第8章 *新しいチーム 始動



「次は俺の番だっ!」と叫ぶ日向君の声が聞こえて
タオルを外す


日向君の隣では自信たっぷりにニヤリと笑う影山くんがいた



この2人だって沢山練習してきた

そこからは一歩も譲らない戦い


日向君と影山君のすっごい早い速攻に
夕も東峰さんも
町内会の人達や烏養さんまでもがギョッとした顔をしている


うんうん‥わかるよ〜
初めてみたらビックリするもんね‥



2人の早い速攻に気を取られていると


息ぴったりの菅原さんと東峰さんのスパイクが決まる

バレーボールをやった事のない私でもわかる
影山君の圧倒的才能


それに対する菅原さんと東峰さん
2人が築き上げてきた 信頼と安定


「いいじぇねえか!今の烏野!」


烏養さんの声が聞こえる



なんだか自分の事を褒められているかのような、とっても嬉しくてついニヤけてしまう

「溶けそうな顔してんね?」
縁下君も隣で同じくらいのにやけた顔をしている



だって嬉しいよね


それからも東峰さんのスパイクに日向君が喰らいつく


バチィ!と音がして


日向君がブロックしたボールがコートの外へと飛んでいく


ピピー!と笛の音が響いて
ワンセットが終わる


『はぁ‥なんか色んな感情でドキドキして疲れたね』


ベンチにへたりこんでいると皆んながわらわらとよってくる


「おー!なんか顔赤いけど大丈夫か?」
大地の後ろに続いて菅原さんが顔を出す


「もしかして俺に見惚れちゃった?」


なんて冗談を言ってくる菅原さん達はとっても楽しそうだ


仲間と青春って感じで素敵だった


『はいっ!みんなとーってもカッコよくて、ドキドキして見惚れちゃいました!』


「「「???!!」」」


みんなが一斉にピシッと固まって 顔が赤くなる


『?あれ?私何か変な事いいましたか?』



「いっ、いや!大丈夫!さぁ!時間押してるからすぐ2セット目始めようか!!」



と大地がみんなに向かって大声を出す



ピー!と2セット目の始まりの合図



と同時に日向君の異変に気付く

スパイクをしようと東峰さんが高く跳んでいるのに
その姿を見上げたまま動かない


『日向くんっ?!』



「日向!?」



大地もギョッとして日向君の方をみる


このままじゃボールが直撃してしまう



叫んだけれど 間に合わない
/ 376ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp